中国留学情報

どうしても荷物が減らないとき

前回は荷物を減らそう!という話をしました。

そもそも何でもかんでも日本から持ち込まなくても、
現地調達で生活はできますし、
飛行機には機内預けの重量制限がありますし、
行きより帰りのほうが荷物は増えますし。

日本から出発するときの荷物は、
できるだけ減らしたほうが良いんです。

が、しかし。
どーしても減らない!(ToT)

と言う方のために、
救済策です~


中国へのフライト、
機内預けの制限は20kgが普通です。
機内預けというのは、空港カウンターで預ける荷物。
つまり、スーツケースのことです。

この制限を超えた場合、別料金が取られます。
これが高いんですよ!
すぐに万円単位になってしまいます。

そこで頼りになるのが船。
そうです。
船で中国に行くんです。

日中航路の荷物制限は最低でも60kg。
おもいっきり運べます。
旅情豊かな船旅も味わえますし。
良いですね~


と言いつつ、
船で行くのはあまり現実的ではありません。

まず日中航路って選択肢が限られています。
中国側の到着地は上海と青島。

上海は市内中心部にフェリーターミナルがあるので、
大学まではタクシーで一発です。
でも、日本側の出港地が大阪と神戸です。
関西以外の人には使いにくいですよね。
だって大阪港まで荷物持って移動ですよ!

また、青島航路は下関が出港地ですので、
九州、中国地方の方以外には、
なかなか使いづらい。

さらに上海、青島から他の都市へ移動となると、
山盛りの荷物を引きずって港から空港へ行き、
飛行機を降りたらまた荷物を引きずって大学まで。

考えただけでブルーになってきますよね。


となると、
現実的な方法はやはり郵送です。
スーツケースに入りきらない荷物を、
小包で中国に送るということです。

国際小包には次の4種類があります。

●EMS
●航空便
●SAL便
●船便

費用と時間はどうなのか?
例を挙げてみましょうね。

★東京→上海、5kgの荷物

●EMS…2日、6,000円
●航空便…1週間、4,850円
●SAL便…2週間、4,200円
●船便…1ヶ月、2,500円

ということで、
着いてすぐに必要なものはスーツケースで運び、
遅れても困らないものは国際小包で郵送。
これが現実的な方法だと思います。


注意点を1つ。

「出発前に発送したい」
こういう方がよくいらっしゃいます。
気持ちは分かりますが絶対にやめてください。

大学の長期休暇中は原則として留学生事務所は無人です。
受け取る人がいませんので、
最悪の場合、送り返されます。

また、新学期開始前後は留学生事務所はバタつきます。
そんなときに聞いたこともない人宛の荷物が届く。
それが何人分も来ると事務所は荷物だらけ。
迷惑この上ないです。

入学前から大学に迷惑をかける。
論外です。

大学に着いて、住所、部屋番号が確定してから、
家族や知人に送り出してもらってください。

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【今週のまとめ】
1) 船便は上海以外は使いにくい
2) すぐに使わないものは国際小包を利用
3) 発送するのは自分が現地に着いてから
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